忘れていたもの

大好きな刺繍の手袋が見あたらたい


『あれ?』と気づいた瞬間に


目から涙が溢れてきた


ない ないない


見あたらない 


どこ 


どこ


見あたらない


いない


いない


いない


どこにいるの?


どこ


感情が溢れ


泣きながら


家中を探し回る


いつの間にか


悲しい過去の自分の感情とつながる


溜まっ手袋いた悲しみ


思いっきり吐きだすように泣いた


泣いた後は 身体の中が空洞のよう


空っぽのような感じ


温かい


これを書いていた今でも


涙が出て


『  私の気持ちを聞いてほしかった

       悲しかった』


ただ、聞いてほしかった。


ただ、それだけなのかもしれない。



こじれてしまい、


いつの間にか罪悪感で感情を蓋してる


だけなのかもしれない とふと思ったこと



私だけが悲しいだけじゃない


心も  身体も


中の私も悲しい


その瞬間の悲しみは記憶として


残っているから


前は その感情を見ぬふりしてた


でも、 それもね


受け入れていくと


いつの間にか


その感情が自分の宝物のような感情に


なってきたこと


不思議


マイナスとプラス


陰と陽


1つだから


命だから


自分だけのオラジナル


大事なもの